食に関する指導の充実
学校における食育
学校における食育は「食に関する指導」として実施しています。
大阪市では、子どもの健やかな成長の促進をはかるため、健康教育の一環である「食に関する指導」を進めることを教育改革プログラム(平成14年2月制定)で方針としています。具体的には、栄養教諭・学校栄養職員の専門性の活用、学校給食を教材とした「食」に関する指導の推進、幼児期からの食生活や食習慣の重要性についての家庭への啓発などです。
各学校では、給食時間や社会、家庭、体育、理科、生活などの関連教科、道徳、特別活動など教育活動全体を通じて食に関する指導にとりくんでいます。
食に関する指導の目標は次のとおりです。
指導目標 |
(1)食事の重要性、食事の喜び、楽しさを理解する。 |
(2)心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力を身につける。 |
(3)正しい知識・情報に基づいて、食物の品質及び安全性等について自ら判断できる力や能力を身につける。 |
(4)食物を大事にし、食物の生産等にかかわる人々へ感謝する心をもつ。 |
(5)食事のマナーや食事を通じた人間関係形成能力を身につける。 |
(6)各地域の産物、食文化や食にかかわる歴史等を理解し、尊重する心をもつ。 |
栄養教諭制度
平成17年4月より国の制度として栄養教諭制度が始まりました。
栄養教諭は、栄養に関する専門性と教育に関する資質を併せ持つ教諭で、教科や特別活動における指導、個別的な相談指導、食に関する指導の連携・調整を行うなど、食に関する指導の中核的な役割を期待されています。
食に関する指導と栄養教諭の役割.pdf [22KB pdfファイル]
栄養教育推進事業
大阪市では、食に関する指導の充実をはかるため、平成10年度から栄養教諭・学校栄養職員の専門性を活用した栄養教育推進事業を試行してきました。その結果を踏まえて、平成18年7月より全市において実施しています。この事業は栄養教諭・学校栄養職員が配置されていない小学校を対象に実施しています。
(1)児童を対象とする内容
授業時間を活用して食に関する指導を実施しています。
児童を対象とする指導における主題一覧 [13KB pdfファイル]
(2)児童向け指導資料
指導資料として、毎日の学校給食に即した内容の給食カレンダー・栄養だよりを提供しています。
栄養だよりは児童の食生活の現状から考えていきたい内容をとりあげ、作成しています。クイズやイラストを取り入れるなど工夫しています。
(3)保護者を対象とする内容
学校給食試食会、講演会などを実施しています。
栄養教育推進事業の流れ.pdf [89KB pdfファイル]
食育展
各区における食育展
各区単位の食育展を夏期休業中に実施しています。食育に関する興味や関心を高めていただくことや食への啓発をねらいとしています。
「3品選んで朝ごはんメニューを考えてみましょう!」の展示
「魚はかせになろう」の展示
「大阪市なにわ伝とうやさい」等の展示
市民を対象とした食育展
市民を対象とした食育展を実施しました。
【大阪市役所玄関ロビー(平成25年10月29日~11月1日)】
「バランスのよい!朝ごはんステップアップ」の展示
学校給食献立コンクール
「おいしいよ!アイディアあふれる!健康メニュー」をテーマとして、小学校5・6年の児童を対象に実施しました。最優秀賞・優秀賞の作品は学校給食の献立として活用されます。
学校給食献立コンクール審査会場
25年度献立コンクール審査結果20140718-105435.pdf [89KB pdfファイル]
26年度献立コンクール審査結果20151124-134127.pdf [89KB pdfファイル]
27年度献立コンクール審査結果20151124-134342.pdf [91KB pdfファイル]
28年度献立コンクール審査結果20180329-172159.pdf [70KB pdfファイル]
29年度献立コンクール審査結果20180329-172440.pdf [74KB pdfファイル]
