帰国・来日等の子どもの教育


1.帰国・来日等の子どもの教育の概要

(1)「帰国・来日等の子ども」とは

 本市では、日本国籍をもち海外から帰国した子どもや中国残留日本人孤児等の帰国に伴って呼び寄せられた子ども、外国人保護者とともに来日した子どもなど、一定期間以上の外国での生活経験をもち、日本に帰国または来日した子どもたちを総称して「帰国・来日等の子ども」と呼んでいる。

(2)大阪市の小・中学校に在籍する帰国・来日等の子ども[2002(平成14年5月1日現在)]

  1.帰国した日本人海外勤務者の児童・生徒(1年以上海外で生活し、帰国後3年未満) 110名
  2.中国等から引き揚げてきた児童・生徒(中国残留日本人孤児等の帰国に伴って来日)140名
  3.来日した外国人の児童・生徒(保護者が外交、就労、留学、国際結婚等で来日)  351名
<来日した外国人の児童・生徒の国籍(人数の多い順)>
中国・韓国・ブラジル・フィリピン・台湾・タイ・ペルー・オーストラリアなど24カ国

(3)帰国・来日等の子どもの教育の目標

【平成14年度学校教育指針】より 
ア 帰国・来日等の幼児・児童・生徒が自らの民族性を肯定的に受け止め、異なる文化的背景をもつことを積極的に表現し、そのことに誇りをもてるよう環境づくりに努める。
イ 日本人の幼児・児童・生徒が多様な文化や習慣のちがいを認め、それらを尊重し共に育つ集団を育成するように努める。
ウ 帰国・来日等の幼児・児童・生徒がそれまで身につけてきた言語、習慣等の文化や特性を保持・伸張するとともに、自立した学校生活を送ることができるよう指導に努める。
エ 帰国・来日等の幼児・児童・生徒の進路指導の充実を図るとともに、帰国・来日等の幼児・児童・生徒の教育の推進について、家庭・地域社会の理解と協力を得るように努める。

2「日本語指導協力者」派遣事業

民間から委嘱した10名の日本語指導協力者を、学校に派遣している。派遣の対象は日本語の指導を必要とする小学校3年生以下の児童であり、週2回、1回あたり1時間の授業を行う。派遣回数は25回(約3ヶ月)である。

3「民間通訳者」派遣事業

 学校と子ども・保護者との意志の疎通を図るため、学校の申請に基づいて、民間から登録いただいた通訳者を学校に派遣している。登録している通訳者は、約25言語、約120名である。

4教育相談窓口

 指導部内に帰国・来日等の子どもの教育に関する「相談窓口」を設置し、担当指導主事と教育相談員が児童・生徒の編転入学をはじめ、帰国・来日等の子どもに関する様々な相談や各事業に関する問い合わせ等の対応にあたっている。
指導部 相談窓口の連絡先
電話 06-6208-8129
FAX 06-6202-7055

5指導資料等

(1)『家庭への連絡文書対訳集』

[1994(平成6)年3月]
(7カ国語対訳日・英・中・スペイン・

ポルトガル・ハングル・フィリピン)

(2) 『きょうからなにわっ子』

[1993(平成7)年3月]

(7カ国語対訳日・英・中・スペイン・
ポルトガル・ハングル・フィリピノ)

(3)日本語指導教材

『ワクワクにほんご』

[1999(平成11)年3月]

(4) 日本語指導資料

『低学年児童のための

日本語指導マニュアル』

[1999(平成11)年3月]

(5)日本語指導教材

『続ワクワクにほんご』

[2000(平成12)年3月]

(6)「歴史」学習対訳補助教材

『日本のあゆみと世界』

[2001(平成13)年3月]