平成30年度新任教員研修(2年目)
平成30年度 新任教員研修《2年目》12 【閉講式】
日時…平成31年1月22日(火) 14時30分~17時
平成31年1月25日(金) 14時30分~17時
場所…大阪市教育センター 講堂および各研修室
ねらい…新任教員研修のまとめとして、2年間の自己の教育実践を振り返り、成果と課題を明確にするとともに、5年次に向けた目標を設定し、協議を通じて、より実践的な指導力や判断力を高めるための方法を習得する。
【全体会】
新任教員研修(2年目)の閉講にあたり、教育センター 庄司量士 次席指導主事より、「次のキャリアステージに向けて」の講話がありました。それぞれのキャリアステージで求められる教員像について具体的に示され、次のステージに向けてメンターとしての意識をもち、「学び続ける教師」として絶え間ない研究と修養に取り組むよう激励がありました。続いて、大阪市子ども相談センターより、大阪市の子どもの現状や教育相談について説明がありました。
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【班別分科会】
校園種職種ごとの班別分科会では、2年間の新任教員研修のまとめとして、これまでの実践の成果と課題をまとめたレポート「課題研究のまとめ」と「教師力キャリアアップシート」をもとに研修を行いました。
前半はこれまでの研修の成果とこれからの課題について報告し合い、後半は次の節目となる5年目を見据え、自己の課題解決の実現について協議を行いました。
その後、全体で各グループでの協議内容を共有し意見交換することで、次のキャリアステージに向けての取組について見通しを持つことができました。
【受講者の声】
・教職経験年数が同じ先生方と意見交流することで、リフレッシュになり、また向上心を持つこともできた。これからも次のステージに向けて研鑽します。
・研修では、他の教科や校種の先生方とグループ協議する機会があり、自分の実践の参考になることが多かった。
・同期の先生と新任研修の2年間を振り返り、自身の成長や失敗、反省を共有でき、とても有意義な協議になった。これからはメンターとしての自覚をもって、教師力・人間力の向上に精進していきます。
・新任教員2年目の研修の最後で、各学校や各自の課題などについて話し合えて良い機会になりました。このような機会がないと相談したりできないので、同期の先生との繋がりを大切にしたい。
平成30年度 新任教員研修(2年目)(9) 《人権教育研修3》
日時…平成30年8月20日(月)・21日(火)・22日(水)
場所…市内を8地域に分けて実施
目的…地域の方からの講話や各地域での取り組みに触れる中、さまざまな人権課題を学び、教員として豊かな人権感覚を身に付ける。
【各地域の研修内容】
地域1:「子どもの居場所づくり まちづくり」「具体的な児童・生徒との接し方」講話、振り返り 等
地域2:「地域における子どもの居場所」「差別事件が問いかけるもの」講話、振り返り 等
地域3:「みんなが幸せに生きていくために」講話、人権博物館・地域の見学、振り返り 等
地域4:「日本語教室の紹介と学習支援について」「環境と人権」講話、振り返り 等
地域5:「すべての個性が尊重される学校づくりを」講話、地域の見学 等
地域6:「沖縄の歴史と文化」「沖縄と文化~自立と共生~」講話、絵本読み聞かせ 等
地域7:「ホームレス問題を考える」講話、振り返り 等
地域8:「人権教育の課題と皆さんに期待するもの」講話、振り返り 等
【研修の様子】
・同和問題(部落差別)の取組が、子どもの居場所づくりや「子ども食堂」の取組につながっていることが大変勉強となりました。
・多様な環境で育った生徒について改めて考えることができました。
・学級づくりにつなげることのできるお話を聞くことができました。
・他校の方と意見交流ができました。また、実体験に基づいた話が聞けてよかったです。
平成30年度 学級集団づくり研修 《2年目》
日時…平成30年6月20日(水)・25日(月) 15時~17時
場所…大阪市教育センター 講堂
ねらい…人権教育をより一層深化・充実するために、人権教育を推進するうえでの指導方法を習得し
子ども一人ひとりを尊重する態度を身に付ける。
【内容】
本研修では、「『みらいの種』を育てるつながりをつくるために」~安心を確かめあうことから始めるクラスづくり~をテーマに大阪多様性教育ネットワーク(ODEN)共同代表・事務局長 沖本 和子様よりご講演していただきました。
その後、グループを作り、自分自身のことについて話をする「もちあじワーク」を行いました。
また、自分の気持ちを相手にわかりやすく伝える手法である「わたしメッセージ」や子どもたちの気持ちを知る活動「いま、どんなきもち?」の紹介がありました。2年目教員として安心できる教室や集団づくりをどのようにすすめていくか、深く考えることのできた研修となりました。
【受講者の声】
・学級集団づくりは、とても奥深いと感じました。決して難しく考えるのではなく、一年後にどういう学級づくりをしていきたいという明確なビジョンが大切だということがわかりました。
・「ちがい」は間違いではないという言葉が印象的でした。知らず知らずの内に正解の幅を狭くしてしまったり、決め付けたりしていることに気づきました。子どものもちあじを活かせるようにしていきたいです。
・クラスづくりの大切さを再確認することができました。高校生であっても所属するホームクラスが安心できるということは自分たちのもちあじで安心の場をつくることができているということです。これは社会に出ても必ず必要な力になると思うので、培っていきたいと感じました。
・子どもたち一人ひとりの「もちあじ」を最大限に生かすことのできるような、また安心して過ごすことのできるあたたかい学級づくりを目指したいと思います。
・学級の中で少数派の子どもたちの意見を大切にしていこうと思います。また、子どもたちの気持ちを肯定的に受け止めることのできる教師をめざしていきたいです。
平成30年度 新任教員研修《2年目》8 【2年目教員に望むこと】
日時…平成30年5月31日(水)15時~17時
平成30年6月 1日(金)15時~17時
場所…大阪市教育センター 講堂および各研修室
ねらい…新任教員1年目で身に付けた基礎的・基本的な力を基に、キャリアステージを意識した目標設定を行うとともに、研修計画を立案し、協議や講話を通してより実践的な教科等の指導力を身に付けるための方法を習得する。
【全体会】
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新任教員研修(2年目)の開講にあたり、教育センター 大澤啓司 教育振興担当課長より、「2年目教員に望むこと」について講話がありました。「新任教員研修(2年目)の意義」や大阪市がめざす教員像として「情熱と使命感」「教師としての基礎力」「人間味」の3つのキーワードが示され、「子どもに深い愛情をそそぎ、人として教師として自分を振り返り自己の課題意識と学ぶ意欲をもち続けることで、子どもたちから真に信頼される、魅力あふれる教師に近づいてほしい」との激励がありました。併せて、新学習指導要領で示された「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業改善の重要性についても伝えられました。
【班別分科会】
校園種ごとの班別分科会では、はじめに教員経験5~6年目の先輩教員の実践報告を聴きました。その後、全体会での講話や実践報告を受けて気づいたことや1年目の実践についてグループで交流し、自己の成果と課題を明確にしました。教科指導を中心に、「教員としての資質の向上に関する指標」と「教師力キャリアアップシート」を活用し、1年目の取組を振り返り、2年目の研修計画を立てることで今後の見通しを持つことができました。
【受講者の声】
・他校の様子や困っていることなど、知ることができて良かったです。
・日々の仕事に追われていますが、新たな目標を定めて自己研鑽に努めたいと思います。
・今日教えていただいたことを自分の引き出しとして吸収して子どもたちに返していきたいと思います。
・今、悩んでいることを話し合えたことで、悩んでいいのだという安心感と前向きな気持ちが持てた。
・同期の先生と話したことで、自分を振り返ることができて、明日からのモチベーションが高まった。
・みんな同じような思いや悩みを持っていて、共有したり、相談したりできて心が軽くなった。
