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第3回 各区特別支援教育コーディネーター連絡協議会の報告

 1月17日~2月9日にかけて『引き継ぎ』をテーマに各区で特別支援教育コーディネーター連絡協議会を開催しました。

 今回は、就学・進学の際に行う校園間の引き継ぎを主なテーマに意見交換をしました。引継ぎを行うときに「必要な支援」、同じく「必要な情報」、そして「引き継ぎの効果的な時期」を協議の柱としたグループ討議の後、全体でそれぞれのグループでの意見の共有を図りました。

(注)
『必要な支援』と『必要な情報』は重なる部分も多いのですが、個に応じたより具体的な支援の情報『必要な支援』とし、項目ごとにまとめた情報『必要な情報』としました。 


○「必要な支援」の例
  ・幼稚園や小・中学校での対応で、こうすれば成功した、といった『○○すればできる』
   という具体的な支援方法
  ・友だちとのトラブルの際のおさめ方
  ・その子どもにとっての落ち着く言葉かけ 等

○「必要な情報」の例
・学習面、行動面の情報
・医療面の情報(診断名・主治医等)
・身辺自立、社会性に関する様子
・周囲の友だちからのサポート
・保護者の思いや願い    等
                                               

○「引き継ぎの効果的な時期」の例
・6月~11月の就学時健康診断までの間(就学・進学に向けた基本的な情報の引継ぎ等)
・2月~3月(入学に向けた具体的準備のための引継ぎ等)
・4月~夏休み(補足情報の引継ぎ、入学後の様子のフィードバック等)
                    
【主な意見】

 ・幼稚園の先生から:送り出した子どもが、スムーズに学校生活を送っているのか、ふと
  心配になることがある。たぶんこの気持ちは、母親の気持ちと似ているように思う。ぜひ
  入学後の様子も聞かせてほしい。入学後の様子など聞かせていただくことで、園での
  保育の見直しや改善にもつながる。

 ・小学校の先生から:幼稚園から小学校への就学の際、学習環境が大きく変わる中で、
  入学式をどう迎えるかが一つの大きな課題である。そのため、卒園式での様子を聞いた
  り、入学式前にシミュレーションを行ったりして、子どもが困らないようにしている。はじめ
  の第一歩を乗り切ることが大切である。

 ・中学校の先生から:小学校と違い、教室移動が多くなる。「次の教室は○○です。」と、
  伝えるだけで教室移動できるのかどうか、またどのような支援が有効であるかを知ること
  で、子どもが困らないようにしたい。

 ・保護者の了承を得て「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」等を早めに引き継ぐ
  ことができると、入学後の資料作りや指導がとてもスムーズになる。

 ・いくつかの校園から、日頃からの連携に加え、行事を中心とした就学・進学先へ出向いて
  の交流が有効である、という意見も出ました。
   ①迎える方としては、周りの集団も含めた普段の子どもの様子を見ることができる
   ②送る方としては、就学・進学先の学校を見学することで入学までに必要な準備を
     イメージしやすくなる
  というメリットが挙がっていました。


  ある小学校からは、「20か所ほどの幼稚園、保育所から就学してくるのでなかなか情報
 が入りにくく、1年生の集団作りで苦労している」とのお話がありました。小学校と就学前の
 関係園等との連携の仕方を考えていくことが大きな課題となっています。
      

 保護者の不安を解消し、また子どもの自尊感情を大切にしていくためにも、「引継ぎ」はとても重要となります。就学や進学の際には、適切な支援が引き継がれるよう、保護者の了解のもと、校園間での連携を図りましょう。
                         

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