<平成26年度研修会の報告(前半)>

  今年度も教育センターでは、特別支援教育に関する基礎・基本的な研修、スキルアップを図るための研修、

 また、より高度な専門性を身に付けるための研修など、多様なニーズに応えるべく、研修を企画・開催してきました。

 これまで行われた研修の中から、いくつかをご紹介します。

 

【特別支援教育コーディネータースキルアップ研修(1)】

 日 時 : 平成26年7月30日(水) 15:00~17:00

 場 所 : 教育センター・研修室4(7階)

 内 容 : 『読み書きに困難のある子どもの理解』

 講 師 : 藍野大学 若宮 英司 教授

 研修のようす :

 

 この研修では、子どもが抱える困難さに焦点をあて、とりわけ「読み書き」に困難さのある子どもの背景について

 理解を深めました。なぜ、「読めない」のか、「書けない」のか…。

 その背景にあるさまざまな要因について知るとともに、教室でどのような配慮や支援ができるのかについて学びました。

  

 【特別支援教育コーディネーター相談支援研修(1)】

 日 時 : 平成26年8月11日(月) 15:00~17:00

 場 所 : 教育センター・研修室4(7階)

 内 容 : 『事例検討会(校園内委員会)の実際』

 講 師 : 大阪市教育センター 西原 弘 主任指導主事

 研修のようす :

 

 この研修では、気になる子どもの状態を多面的に理解、把握するための方法について具体的に学ぶとともに、

 教職員間における共通理解や支援方法の検討、進め方について、ワークショップを通じて理解を深めました。

 ワークショップでは、事例研究方法の一つである「インシデントプロセス法」に沿って、事例検討が進められました。

 事例報告者への質問を通して、参加者が子どもの状態像や支援方法について意見を交換し、相互に理解を深めることで

 共感性が高まり、教師の力量を高める研修になります。

 実際、研修後の感想では、「実態把握の具体的な方法がわかり、支援のアイデアが豊富に得られただけでなく、支援の

 優先順位を検討する重要性にも気づくことができた」といった内容がありました。

 

 【特別支援教育コーディネータースタンダード研修(3)】

 日 時 : 平成26年8月20日(水) 15:00~17:00

 場 所 : 教育センター・研修室4(7階)

 内 容 : 『運動面の指導と支援について』

 講 師 : 神戸親和女子大学 森田 安徳 准教授

 研修のようす :

 この研修では、見ることや聞くことをはじめ、触ること、重量と運動の前庭感覚、筋と関節の固有感覚など、人の

 さまざまな感覚がどのようにつながっているのか、また、感覚の発達に課題があるとどのような状態が見られるのか

 などについて理解を深めることができました。さらに、基本的な理解をもとに、それぞれの感覚の発達を促す楽しい

 運動や遊びについて学びました。

 例えば、前庭感覚(揺れや速度への適応)の発達に課題がある場合、(1)バランスがとりにくい (2)速さや揺れを

 感じる遊具をとても怖がる(もしくは大好き) (3)目が回らない(もしくは回りすぎる)などの状態が見られることが

 あります。そのようなようすが見られる子どもに適した運動や遊びとして、シーツハンモックやスクーターボード遊び

 などが紹介されました。

  

【発達障がい専門講座(5)及び(6)】

 日 時 : 平成26年8月21日(木) 10:00~12:00 ・・・ (5)

        同 日        13:00~15:00 ・・・ (6)

 場 所 : 教育センター・研修室4(7階)

 内 容 : 『アセスメント:WISC-Ⅳの概要』 ・・・ (5)

       『アセスメント:WISC-Ⅳの活用』 ・・・ (6)

 講 師 : 梅花女子大学 伊丹 昌一 教授

 研修のようす :

 昨年度より新しく開講した講座では、より高度な専門性を身につけるため、特別支援教育コーディネーター、

 通級指導教室や特別支援学級、特別支援学校の教員が参加しています。

 5回目及び6回目の研修では、教員の経験や主観にとらわれず、客観的な方法で子どもの状態を多面的に理解し、

 指導・支援に活かすための心理検査である『WISC-Ⅳ』について学びました。講義中では実際に検査器具を

 確認しながら、それぞれの検査のねらいや検査場面での観察の仕方、検査結果の解釈と活用についての大切な

 ポイントなどを知り、理解を深めることができました。